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神戸ポークのおかず味噌

前回の“日本の文化を見直そう”でも書いたが、神戸の名産品といえば、一も二もなく、神戸ビーフだろう。だが、この名産品はいささか高価。もはや高嶺の花といってもよく、庶民には気軽に手が出しにくいところまで来ている。飲食店も仕入れ値に響くから扱いにくいのか、最近は「神戸ポーク」なる豚肉を料理に取り入れている所が目立つ。牛肉には、神戸牛・松阪牛・近江牛の三大ブランドがあるように全国各地にブランド牛が存在する。豚肉とて同じで、一時期はブランド豚が流行した事もあったほど。鹿児島黒豚・TOKYO X・沖縄アグー豚などはその代表例であろう。牛肉で名を馳す神戸にもブランド豚がある。「神戸ポーク」と呼ばれる高尾牧場産の豚肉がそれだ。
高尾牧場は、神戸市西部の田園地帯にある。ここでは、いかにすれば豚が喜ぶかをテーマに飼育しているようだ。豚は意外にも神経質な動物で、環境によるストレスを受けやすい。なので、同牧場では一頭当たりの飼育スペースを広くとって風通しのいい清潔な環境で育てているのだ。

 

「神戸ポーク」と呼ばれる高尾牧場の豚は、産肉性の高いLW系(雌)と肉質に優れたデュロック種(雄)の掛け合わせ。餌はトウモロコシを中心に、神戸らしくパンを与える事で風味をアップさせるように心掛けて飼育している。餌と水にこだわるからこそ、さっぱりと上品で、コクと旨みのある柔らかな肉質になるらしい。シェフによっては、「単純に焼いて塩コショウするだけで十分」と言う人も。臭みがなく、あっさりしているのでステーキやトンカツなど色んな料理にも使いやすいそうだ。ちなみに高尾牧場には、さらに上のクラスの「神戸ポークプレミアム」もあってこちらはパンを主原料にした餌で育てた雌豚のみを指す。パンを食べる事で脂身の刺しが入り、あまみのあるジューシーな肉になるという。さらにパンによってオレイン酸も多く含まれるそう。
明治期に肉食を解禁したので、日本の食文化と牛肉や豚肉は縁遠かったとの印象を受けがちだが、意外にも猪(豚)を食べていた歴史は古く、新石器時代の遺跡からは鹿・狸・猪の骨が出土している。「日本書紀」には、渡来人の家で猪(豚)が飼育している記述さえ見られるのだ。ところが仏教が広まるにつれ、殺生禁断の思想も広まり、養猪(豚)も衰退したようだ。ただ江戸期に入ると、1600年代に中国人によって長崎に豚が輸入され、鹿児島でも豚を飼育していたことが記述で見られるように。薩摩藩では、豚肉を用いた薩摩料理が発展。江戸藩邸でも豚を飼育し、採れた豚肉を食用に売っていたとの記録まである。江戸の「ももんじや」は、江戸近郊の農民が捕獲した猪や鹿を運んで来て食べさせたり、売ったりしていた店。肉食忌避とはいえ、薬喰いと呼んで豚肉を喰っていたのだろう。幕末にはそんな行為が広まっていたようだ。福沢諭吉は大坂・適塾で塾生達と豚を食べたとあるし、西郷隆盛も豚肉が好物だったと囁かれている。

神戸ポークのおかず味噌

 

神戸ポークの豚みそ

 何はともあれ、豚肉は栄養価の高い食材だ。ビタミンB群、亜鉛、鉄、タンパク質などを含み、特にビタミンB1は疲れにくい身体を作って夏バテには効果的らしい。六甲味噌製造所が今秋(10月15日)に新発売する「神戸ポーク豚みそ」は、タイトルにあるように「神戸ポーク」のミンチを使用して造ったおかず味噌。六甲味噌製造所の米赤つぶ味噌をメインに同社の白味噌と赤だしをブレンドして調味している。唐辛子が入っているせいか、なめると少しピリ辛仕様。旨みと辛みがごはんの共にぴったりなのだ。私は、この「神戸ポーク豚みそ」をインスタントラーメンに入れて食べるのが好きだ。これが入るだけでありきたりの味ではなくなる。関西には古くから嘗め味噌(なめみそ)の文化が根づいている。嘗め味噌とは、野菜・果物・穀物・豆・魚・獣肉などを入れて造った味噌をいう。ならば、また一つ個性的な嘗め味噌が誕生した事になる。
(文/フードジャーナリスト・曽我和弘)

<著者プロフィール>
曽我和弘
廣済堂出版、あまから手帖社、TBSブリタニカと出版畑ばかりを歩み、1999年に独立して(有)クリエイターズ・ファクトリーを設立した。食に関する執筆が多く、関西の食文化をリードする存在でもある。編集の他、飲食店プロデュースやフードプランニングも行っており、今や流行している酒粕ブームは、氏が企画した酒粕プロジェクトの影響によるところが大きい。2003年にはJR三宮駅やJR大阪駅構内の駅開発事業にも参画し、関西の駅ナカブームの火付け役的存在にもなっている。現在、大阪樟蔭女子大学でも「フードメディア研究」なる授業を持っている。

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