味噌は一年を通して仕込むことができますが、「寒仕込み」や「寒造り」という言葉があるように、最も味噌づくりに適しているのが冬の寒い季節なのです。これには下記のような理由があります。
①冬は気温が低いため雑菌が繁殖しにくく、カビが生えにくいので夏に比べれば管理がしやすい
②低温でじっくり発酵が進むので豊かな旨みのある味噌に仕上がる
③味噌の原材料である米や大豆が秋に収穫されるので新鮮な材料を使うことができる
味噌は冬~春のお彼岸までに仕込むと、10~11月には食べ頃の美味しい味噌が出来上がります。寒仕込みの味噌は、冬から春、夏を経て秋にかけてじっくりと発酵が進むので、味に深みが増すのです。
当社でも春のお彼岸頃まで「手作り味噌キット」を販売しております。原料の米や大豆は兵庫県産のもの。糀も当社で製造しているこだわりのものがセットになっています。その他にも、仕込み用の樽や説明書などもセットになっているので、初心者の方でも安心して味噌づくりができます(以前に「手作り味噌キット」をご購入いただいた方には「樽なし」がオススメ)。
ご家庭で作った自家製味噌の味わいは格別です。同じ材料を使って仕込んでも、保管の条件や微妙な作り方の違いによってご家庭によって味や風味が異なるのも自家製味噌の面白いところです。今冬はぜひご家庭で味噌作りにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。